そこはホールと呼ぶには細長く、画廊か美術館のような造りである。
招待客は二百人ほど。
半数ほどが到着しており、壁に飾られた絵画や彫刻、ガラスのショーケースに入れられた宝飾品などを興味深げに眺めている。
談笑している小集団や、挨拶回りに忙しそうな人も見受けられた。
王太子はどこだろうと探さずとも、すぐに見つけた。
彼は入口に程近い場所に立っており、金刺繍が施された白い燕尾の夜会服が優雅で華やかだ。
誰かの挨拶を受けている様子だが、その後ろには挨拶の順番待ちの列が十人ほどできている。
エマとレミリアもその列に加わった。
「レミリア様、ちょっと動かないでください。チョーカーの傾きを調整します」
「また? さっきは頭のリボンとスカートのフリルを直されたわ。そこまでこだわらなくていいのに……」
その小言を無視して、エマはレミリアの装いを完璧なものにしようとする。
レミリアが着ているのは、目の覚めるような青いイブニングドレスだ。
これもモリンズ伯爵夫人のお下がりをエマがリメイクしたもので、なんと布の染め直しから手を加えた。
招待客は二百人ほど。
半数ほどが到着しており、壁に飾られた絵画や彫刻、ガラスのショーケースに入れられた宝飾品などを興味深げに眺めている。
談笑している小集団や、挨拶回りに忙しそうな人も見受けられた。
王太子はどこだろうと探さずとも、すぐに見つけた。
彼は入口に程近い場所に立っており、金刺繍が施された白い燕尾の夜会服が優雅で華やかだ。
誰かの挨拶を受けている様子だが、その後ろには挨拶の順番待ちの列が十人ほどできている。
エマとレミリアもその列に加わった。
「レミリア様、ちょっと動かないでください。チョーカーの傾きを調整します」
「また? さっきは頭のリボンとスカートのフリルを直されたわ。そこまでこだわらなくていいのに……」
その小言を無視して、エマはレミリアの装いを完璧なものにしようとする。
レミリアが着ているのは、目の覚めるような青いイブニングドレスだ。
これもモリンズ伯爵夫人のお下がりをエマがリメイクしたもので、なんと布の染め直しから手を加えた。


