あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!

「本当に久しぶりだね。」

「そうだよね。こんな風にゆっくり話すのって、何年ぶりかな?」

スーパーの近くのカフェで、私たちは再び会った。



「えーっと、律子の引っ越し手伝いに行って…
あれ?あの時から会ってなかったっけ?」

「いや、その後会ったと思うよ…
えーっと、確か…あ、そうだ!
まどかの誕生日の時、みんなで集まったじゃない!
〇〇町のおしゃれなカフェで…」

「あ、そっか!あの日が最後かぁ~…じゃあ、もう3~4年になるかな?」

「いや、もう5年にはなると思うよ。」

「もうそんなになる?」

久しぶりのせいか、律子との会話は最初からすごく盛り上がった。



「それにしてもびっくりしたよ。
あんたがいきなり結婚だなんて。
しかも、あんなすごいホテルで…
旦那さん、ベリーヒルズに会社持ってるんだって?」

「あれ?どうして知ってるの?」

「お式の時に司会の人が言ってたじゃない。
ねぇ、なんでそんな人を射止めたの?」

「え…えっとね。
私…ベリーヒルズの会社に勤めてて…そこの社長が旦那さんなんだ。」

「じゃあ、会社で見初められたってことなの?」

「ま、そ、そういう感じかな?」

本当のことは言えないから、そういうことにするしかない。
私みたいなのが見初められるっていうのもなんか不自然だけど、ここはそれでいくしかない。