あなたが私を選んだ理由に、断固異議あり!

取り留めのないことを考えながら、ついうとうとと微睡んでいたら、電話の着信があった。
画面に出てるのは樹生さんの名前。



「は、はい!」

「あぁ、僕だけど…
今日はもう少し遅くなりそうなんだ。
僕のことは待たなくて良いから先に寝てて。」

「はい、わかりました。」



そうは言ったものの、本当に良いのかな?
まだ湯気の出てる新婚だっていうのに、旦那様を待たずに先に寝るなんて、やっぱりダメな気がする。



起きて待ってよう。
きっと、そのうち帰って来るよね。
私はスマホのゲームを始めた。
あ、そうだ!
またインスタ再開しようかな?
みんながやってるからって、私も真似して始めたものの、これといったネタがないから、ずっと放置になってたけど…
これからは、ネタになりそうなことがたくさんありそうだもの!
ベランダからの夜景だけでもアップ出来そう。
そういえば、夏は花火大会が見えるって言ってたっけ。
楽しみだなぁ。
あ、ベリーヒルズからの風景も良いかな?
でも、個人情報に繋がるから、ヤバいか…



私はまたあれこれと考えながらゲームを続け…



ふと気が付くと、もう0時を回ってた。



(……遅いなぁ。)



さすがに眠くなって来たから、私は寝室に向かった。