いくら若さんがママに「ふたりのことに首を突っ込まないこと!」って言われた挙句、玄関待機を命じられたからって。


それに発言だってもっと大胆になってるような。


「と、とにかく! 私は花嫁修業を頑張るから、蓮くんは見守っててください……」

「ふーん」

「な、なに……?」


私、なんか変なこと言ったかな?


「妬けるね」

「え?」

「だってこれ、未来の花婿のための花嫁修業なんでしょ? 」

「一応……ママからはそう言われ……っ、きゃあっ!?」


突然、蓮くんの腕が私の腰に回ってきた。