「秋元先輩のことは、よくわかりました……」 「……、」 「でも、ここは言わせてもらいます……っ」 私はギュッと手のひらを握って、大きく息を吸った。 「歌鈴? なに怒った顔してんの? 可愛いだけだからやめろって」 「……っ、ちょっと蓮くん……今は真剣なんだから」 「はいはい」 蓮くんは壁に背中を預けてすませてみせた。 「えと……秋元先輩がしたことはまだ、ちょっと怒ってます! でも、ごめんなさいが言える人だって、最後にわかってよかったかも……です」