【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります



「かしこまらなくていいから、ちょっと話し相手になってやってほしーんだよ」


うぅ……。

前回もそんなようなことを言われたっけ……。


「投票が終わる前にでも会ってやって?」


パパの友達なわけだし、挨拶くらいするのが常識だよね。


「わかりました……っ、」


私が答えると、理人先輩は「よし」と頷き、再び来た道を戻っていった。


「ずいぶん気が早いのね、花咲くん」


「……えと、実は挨拶もまだだったので。それに、パパの友達なんです。なのであとで行ってきてもいいですか!? もちろん、係の仕事はしっかりやりますので!」


「……ええ、構わないわよ」