【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります



* * *


ハロウィンパーティーが迫る11月の終わり。

クラスではお化け屋敷の飾りも着々と出来上がっていった。


オバケ役を希望した子達の演出はなかなかリアルで、先生達でさえ「ここぞとばかりに日頃の恨みをぶつけるな……!」とクオリティの高さにおののいていた。


私も不慣れだけど衣装係としての仕事を進めていた。


一方で二乃ちゃんは、コンサートにでも行くのか、派手なうちわを作っている。

ハロウィンパーティーとなんの関係があるの……?


「二乃ちゃん……それ、どしたの……」

「100均の推しグッズコーナーで買ってきたのよ」


購入先を聞いてるんじゃないんだけど……。