【完】花嫁修業のため、幼なじみと極甘♡同居が始まります



「花咲先輩には負けますよ」


「うん。花咲くんの方が、数センチ高いかも……」


思い出したように、口元に笑みを宿す秋元先輩。


それ以上、蓮くんに触らないでほしい。


彼氏でもないのに、そんな身勝手な感情が芽生えたことに、自分自身が一番驚いた。


「わざわざ後輩のクラスに来るって、何があってこーなったわけ!?」


二乃ちゃんの当惑した呟きに、ハッと思い出したことがある。

秋元先輩は蓮くんと話したいって言っていたから。

だから昼休みにここに来たのかもしれない。