「張り切るのはいい傾向ではありますが、集中して頂かないとお怪我をされかねません」 「はい……すみません!」 「それにお嬢様。干したままのバスタオルの存在も、忘れてはいませんか?」 「あっ!!」 大変……。 ここのところバタバタしちゃって、全然洗濯が追いついてなかった。 綺麗なバスタオルがないからって、朝干していったのを忘れていた。 このままだと、蓮くんがお風呂からあがったらタオルがない! 慌てて立ち上がり、バスタオルを抱えてお風呂場へと向かった。