パッと布団へと視線を逃がす私を覗き込んできた。 「今からでも俺だけのもんってわからせてやりたくなる。特にアイツにはね?」 「最近……蓮くんってば、ちょっと変……」 変なんて言いたいわけじゃなくて。 嬉しいのに、素直になれないのは、恥ずかしいからで……。 「どこが? こんな風にお前に触るとこ?」 「ひゃっ……」 いっぱいいっぱいになる私の視界がたちまち反転して、あっという間にすとんと押し倒される。 「なにその可愛い声。煽られてんね、俺」