「わたしは当時、まだ音無家に仕えてませんでしたのでわかりかねますが……しかし、やんちゃな少年がいたと旦那様から聞いたことがありますねぇ」 やんちゃな男の子……。 そこで何か思い出せそうだったけれど、虚しくも予鈴が鳴ってしまった。 「会議はまた次回に致しましょうか、お嬢様」 「はい! わたしも喜んで参加しますので、いつでも呼びつけてください!」 誰よりも張り切っているのが二乃ちゃんである。 結局、どこで出会っていたのかはわからないままだった。