……若さんは前からこうして私の付き人として常に近くにいるのだ。 それはもちろんパパの命令で。 「ささっ、すぐに適切な距離をとってくださいね」 そしてこの若さん相手にも動じないのは蓮くんだけで……。 「適切って言われても、どんくらいが適切なわけ?」 れ、蓮くん……っ!? 若さんの眉がピクリと動いた。 「……ほお。適切の意味がわかりませんか? ただちに5メートル後ろへお下がりください」 「どこが適切なんだよ……」 ホント、相手を確認出来ないほどの距離だよ……。 って、そうじゃなくて。