「期待に応えてやれなくてごめんな?」

「〜〜〜〜……っ」

「それにもう子供じゃないんだろ? だったら、さすがに今のお前の裸見たら俺も我慢出来そうにないよ」


自分の思い込みが招いた結果に、恥ずかしすぎて直立不動のまま動けない。


「けど──」


そんな私をよそに、探るような瞳をした蓮くんが目の前までやってきた。


「やっぱり一緒に入る? 久しぶりに」


俯いていた私の視界に、蓮くんの意地悪な顔が飛び込んでくる。