若さんが完璧すぎるタイミングで助け舟を出してくれた。 「へぇ。花嫁修業って、ホントにしてたんだねー」 だからなんで知ってるの……? 教室に来た時、ノートを見られたとか? 「──妻ひとりに歩いて買い物なんか行かせるわけないのに」 「え?」 私があれこれ考えていると理人先輩が何かを呟いた気がした。 「んーん。明日が楽しみだねって言ったの」 ポカンとしていると、理人先輩は「またね」と歯を見せて笑った。 そして、車が発進してあっという間に去っていった。