なんとか逃げようと蓮くんの胸を両手で押し返す。 「離してやんないよ。こっちはずっと我慢してんの」 我慢……!? 「……って言われても、私は花嫁修業の身なんだよ!? こんなこと、我慢してくれないと困……」 言いながら拒む私の手を意図も簡単に奪うと、 「じゃあ、我慢の仕方教えて?」 まるでキスでもするかのように、その綺麗な顔を近づけてきた。 絞り出す声がけやけに色っぽくて、じわりと熱を帯びた顔から火でも吹きそうになる。