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コウくんと付き合い始めてからもう早4ヶ月。


コウくんが突然わたしのウチにやって来てくつろいで行ったり、コウくんのお母さんが仕事で忙しい時には一緒に夕飯を食べたり……


前よりも一緒にいることが増えたもののいつも通りの毎日。


変わったことといえば、コウくんがすごく甘くなったこと。


それも日に日に増しているような……


気がつけばくっついてくるし、不意に可愛いとか言ってくるし、視線が重なればキスしてくるし……わたしの心臓が持たない。


日々寿命が縮んでしまっているんじゃないかというくらい。


そんなコウくんと今日は一緒にいない。


冬のコートが手放せなくなった12月最初の土曜日。


今日は咲良ちゃんと一緒にショッピングモールへ来ていた。


友達以上恋人未満の幼なじみの関係から抜け出して、無事に恋人同士になったわたしたちにとって初めての大きなイベントがもうすぐやってくる。




「咲良ちゃん助けてぇ」



咲良ちゃんにわたしが泣きついている理由は今月末に待ち受けているクリスマス。



「コウくんへのクリスマスプレゼントって何渡せばいいのっ!?」


「それはずっと倉敷くんの近くにいた芽依ちゃんの方が詳しいんじゃない?」


「コウくんについては詳しいけど、か、彼氏へのプレゼントなんてわかんないよ……」


「もう、いい加減彼氏っていうワードに慣れなよ」


「うぅ……」



もう4ヶ月も経ったというのにコウくんが彼氏だということにドキドキしてしまう。


仕方ないじゃないか、わたしに彼氏ができたのなんて初めてなんだから。


しかもずっと好きだったコウくんだもん。