次の御前会議では、ターナジアの現状について報告することになった。
レオンティーナとヴィルヘルムはふたりで協力し、報告書を作り上げ、集まった貴族達の前で報告する。
マレイモの栽培については、残ったグラナック博士から詳細な報告書が届いている。その内容も合わせて、御前会議で発表した。
ふたりの報告を聞いた皇帝は、目を細めた。
「今のところ、アンドレアスはよく働いているのだな?」
「はい、父上。兄上は民のために一生懸命になっていると思いました」
「レオンティーナ。そなたはどう思う?」
「そ、そうですね……」
皇帝から話しかけられると思っていなかったので、簡単に動揺してしまった。けれど、すぐに気持ちを切り替える。
「殿下は……殿下は、大変頑張っていらっしゃると思います。グラナック博士にも、熱心に質問をなさり、マレイモの栽培方法をご自分のものにしようとしていました」
「そうか」
レオンティーナの報告に、皇帝は満足したように目を細める。
「ふたりともご苦労であった。次も励むがよい」
皇帝からありがたいお言葉を賜り、ふたりそろって頭を下げる。
レオンティーナとヴィルヘルムはふたりで協力し、報告書を作り上げ、集まった貴族達の前で報告する。
マレイモの栽培については、残ったグラナック博士から詳細な報告書が届いている。その内容も合わせて、御前会議で発表した。
ふたりの報告を聞いた皇帝は、目を細めた。
「今のところ、アンドレアスはよく働いているのだな?」
「はい、父上。兄上は民のために一生懸命になっていると思いました」
「レオンティーナ。そなたはどう思う?」
「そ、そうですね……」
皇帝から話しかけられると思っていなかったので、簡単に動揺してしまった。けれど、すぐに気持ちを切り替える。
「殿下は……殿下は、大変頑張っていらっしゃると思います。グラナック博士にも、熱心に質問をなさり、マレイモの栽培方法をご自分のものにしようとしていました」
「そうか」
レオンティーナの報告に、皇帝は満足したように目を細める。
「ふたりともご苦労であった。次も励むがよい」
皇帝からありがたいお言葉を賜り、ふたりそろって頭を下げる。



