今、アンドレアスのいるターナジアは、ザリロッド王国と国境の一部を接している。もし、ザリロッド王国が何か動きを見せるのだとしたら、ターナジアのアンドレアスに接近するのが一番早いと思ったのだが、そのような動きは見受けられなかった。
(ヘイルダート王国のことも気になるし……)
アンドレアスのところにロニーを置いてきたのは、レオンティーナの見込み違いだっただろうか。
さらに深くため息をついた時だった。
レオンティーナの机に、そっとあたたかな紅茶のカップが置かれる。目を上げたら、ソニアが微笑みかけていた。
「難しいことをお考えですね? クッキーも用意しましたから、少しお休みになってはいかがでしょうか」
「ありがとう、あなたも休むといいわ」
「そうさせていただきます」
レオンティーナのことを、ソニアは非常によく見ているらしい。
今も、レオンティーナの頭が焼き切れそうになっているのに目ざとく気づき、紅茶と甘いお菓子の用意にかかっていた。。
この部屋には、湯を沸かす設備も備え付けてあるのだが、ソニアがお茶を用意するのに動き回っているのにも気づかないほど深く考え込んでいたようだ。
(ヘイルダート王国のことも気になるし……)
アンドレアスのところにロニーを置いてきたのは、レオンティーナの見込み違いだっただろうか。
さらに深くため息をついた時だった。
レオンティーナの机に、そっとあたたかな紅茶のカップが置かれる。目を上げたら、ソニアが微笑みかけていた。
「難しいことをお考えですね? クッキーも用意しましたから、少しお休みになってはいかがでしょうか」
「ありがとう、あなたも休むといいわ」
「そうさせていただきます」
レオンティーナのことを、ソニアは非常によく見ているらしい。
今も、レオンティーナの頭が焼き切れそうになっているのに目ざとく気づき、紅茶と甘いお菓子の用意にかかっていた。。
この部屋には、湯を沸かす設備も備え付けてあるのだが、ソニアがお茶を用意するのに動き回っているのにも気づかないほど深く考え込んでいたようだ。



