「お嬢様、朝ですよ」 「ん~……もう少し……」 「お嬢様!!」 「うるさいわね…」 「いい加減にしてください!!」 「うわっ!?」 毛布を思いっきり捲ってきた。 朝の寒さで目をぱっちり覚ますと、目の前には仁王立ちの柊斗がいた。 なにも言わず、静かに私をじっと見ていた。 それが無言の威圧のようで、というよりかは完全なる威圧で怖かった。 やばい、この顔は完全に怒ってる顔だ! 青ざめたときにはもう遅く、しばらくして柊斗のカミナリが落ちた。