こ、こんなことで結婚してやっていけるのでしょうかね、と心配してしまうが。
柚月のいない毎日が想像できなくなっているのは、ひなとも一緒だった。
柚月はひなとの寝袋のファスナーを下げながら言う。
「俺は気の利いたことのひとつも言えないし。
水橋や緒方さんみたいに」
いや、緒方さんはあれ、気の利いたこと言ってるつもりはないと思いますよ……。
緒方は、真性のタラシなのか、深い考えもなく、どきりとするようなことを人前でも平気で言う。
……でも、お気づきではないかもしれませんが。
柚月さんも結構な殺し文句言ってますよ。
今もですけど、と思うひなとに柚月が言った。
柚月のいない毎日が想像できなくなっているのは、ひなとも一緒だった。
柚月はひなとの寝袋のファスナーを下げながら言う。
「俺は気の利いたことのひとつも言えないし。
水橋や緒方さんみたいに」
いや、緒方さんはあれ、気の利いたこと言ってるつもりはないと思いますよ……。
緒方は、真性のタラシなのか、深い考えもなく、どきりとするようなことを人前でも平気で言う。
……でも、お気づきではないかもしれませんが。
柚月さんも結構な殺し文句言ってますよ。
今もですけど、と思うひなとに柚月が言った。



