「黒坊主って、妖怪なんですか?」
「人妻を舐め回したりする妖怪らしいですよ」
「それは妖怪なんですか?
変質者ではなく……?」
と田中が訊いていた。
入野は妖怪黒坊主を知っていたようで、引いている自分と田中を見ながら笑っている。
「白坊主もいますよ」
と穏やかな微笑みで恐ろしいことを言う秀継がまた言った。
だが、つい、
「どんな妖怪なんですか?」
とひなとは、また訊いてしまう。
うーん、と秀継は唸り、
「白坊主の方は、これといった逸話があまりないんですよねえ。
ただ白いらしいです。
狸が化けたんじゃないかと言われているらしいですが」
夜道でふっと現れるらしいです、と言う。
夜道で、ふっと真っ白な装束を着た濃い顔の緒方が現れるところを想像してみた。
「……それはそれでちょっと怖いですね」
「人妻を舐め回したりする妖怪らしいですよ」
「それは妖怪なんですか?
変質者ではなく……?」
と田中が訊いていた。
入野は妖怪黒坊主を知っていたようで、引いている自分と田中を見ながら笑っている。
「白坊主もいますよ」
と穏やかな微笑みで恐ろしいことを言う秀継がまた言った。
だが、つい、
「どんな妖怪なんですか?」
とひなとは、また訊いてしまう。
うーん、と秀継は唸り、
「白坊主の方は、これといった逸話があまりないんですよねえ。
ただ白いらしいです。
狸が化けたんじゃないかと言われているらしいですが」
夜道でふっと現れるらしいです、と言う。
夜道で、ふっと真っ白な装束を着た濃い顔の緒方が現れるところを想像してみた。
「……それはそれでちょっと怖いですね」



