「でも、今まで何十年と仲良し夫婦でやってるんだから、これでよかったのよ。
あのとき断りきれなかったのも縁よ!
まあ、お兄ちゃん飛び越して、あんたが先って言うのが、ちょっとあれかもしれないけど」
と言われた秀治が、窓際で釣り道具をチェックしながら、
「いや、別に問題ない。
柚月が弟、いいじゃないか。
それに、俺、モテるから。
別に順番なんてどうだっていい」
と言ってくる。
……いや、そうかもしれませんけど、自分で言わないでください、お兄様。
それに、柚月さんの方がもっとモテそうだしな~、とひなとは思う。
でも、爽人さんとかに言わせると、同じように、うちの兄なんて、となるものなのかもしれないが。
そう思ったとき、柚月が二階から下りてきた。
あのとき断りきれなかったのも縁よ!
まあ、お兄ちゃん飛び越して、あんたが先って言うのが、ちょっとあれかもしれないけど」
と言われた秀治が、窓際で釣り道具をチェックしながら、
「いや、別に問題ない。
柚月が弟、いいじゃないか。
それに、俺、モテるから。
別に順番なんてどうだっていい」
と言ってくる。
……いや、そうかもしれませんけど、自分で言わないでください、お兄様。
それに、柚月さんの方がもっとモテそうだしな~、とひなとは思う。
でも、爽人さんとかに言わせると、同じように、うちの兄なんて、となるものなのかもしれないが。
そう思ったとき、柚月が二階から下りてきた。



