オフィスラブはじまってました

 久しぶりに、前よく行ってた商店街まで歩いてみるかな。

 柚月さんを誘ってみようか。

 でも、寝てるかもなーと思いながら、玄関扉を開けると、ちょうど外廊下を通っていた人に扉がぶつかりそうになる。

「あっ、すみませんっ」
と謝ると、相手は、

「いえいえ……」
と言いかけ、ハッとしたようにこちらを見た。

「おーっ!
 秋本じゃないかっ。

 生きてたかーっ!」

「森崎先輩じゃないですかーっ」

 いきなり、高校のときの部活の先輩に遭遇し、手を取り合って、ふたり喜ぶ。