「…ちがう。妹がいるんだ」


私はこのときに察した。


…私たちは似ているのかもしれないと。


胸ポケットから1枚の写真を取りだし、私に差し出す。


そこに写っているのは、仲良さそうにピースしてる写真。


『妹さんいたんだね』


「うん。…今は病院で寝たきり」


『え…?』