根本的に相性が悪い場合、スキルが取得できないこともある。これが、この世界における天賦の才の有無となる。
アイリーシャが口にしたのは、そんなスキルの中のひとつであった。スキル名"隠密"。
このスキルを取得すると、目立たず行動することができるようになるのである。ゲーム内においては、敵に気づかれず接近し、不意打ちをくらわせるのに重宝した。
もし、このスキルを取得することができたなら――目立ちたくない時には、壁と一体化することができるようになるのではないだろうか。
「……そうだねぇ……」
神様はベッドの上で、考え込む顔になった。
「たしかに、取得できなくはないよ。でも、君が望むレベルで、隠れるのはちょっと無理な気がするなぁ」
さすが神様。アイリーシャがどのくらい隠れたいのか、口にしなくてもわかっているらしい。
「ああ、でも」
不意にぽろりと神様は口にした。
「エクストラレベルまで行けば、普通の人間には気づかれないだろうね」
「エ、エクストラって……」
アイリーシャが口にしたのは、そんなスキルの中のひとつであった。スキル名"隠密"。
このスキルを取得すると、目立たず行動することができるようになるのである。ゲーム内においては、敵に気づかれず接近し、不意打ちをくらわせるのに重宝した。
もし、このスキルを取得することができたなら――目立ちたくない時には、壁と一体化することができるようになるのではないだろうか。
「……そうだねぇ……」
神様はベッドの上で、考え込む顔になった。
「たしかに、取得できなくはないよ。でも、君が望むレベルで、隠れるのはちょっと無理な気がするなぁ」
さすが神様。アイリーシャがどのくらい隠れたいのか、口にしなくてもわかっているらしい。
「ああ、でも」
不意にぽろりと神様は口にした。
「エクストラレベルまで行けば、普通の人間には気づかれないだろうね」
「エ、エクストラって……」


