「じゃあ、楽しかったか?」 「へ?」 「俺たちとヒーローショーのステージ、 立った時」 「楽しかったし…… なんか、救われた……」 「は?」 「捨て去りたいほどの過去にも ちゃんと意味があったんだって」 うっすら笑顔を浮かべる蓮見の横顔は 目を逸らしたくないほどに綺麗で。 痛々しい。 「昨日、マトイが私に聞いたでしょ? なんでアミュレットのマネージャーに なったのかって」 「ああ。」 「ただ…… 逃げたかっただけ……」