危険な溺甘同居、始めます!







「わかりました!!どこに行けばいいんですか!!」


2人の会話を遮るようにして言うと、絹ちゃんは「一華……っ!」と私の名前を呼んだ。


「裏庭。話があるの、ついてきて。」

「わかりました」

「なっ、一華…っ」

「大丈夫だよ、絹ちゃん」


納得いかなそうな顔をしている絹ちゃんに笑いかける。
絹ちゃんはため息をついて、何かあったら言ってね、と言った。



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裏庭に着いて、先輩が私を見た。


「あんた、彼方くんに馴れ馴れしくしすぎじゃない?」

「……」

「彼方くんが女嫌いって知らないの?迷惑ってこともわかんないわけ??」


そんなの知ってるに決まってる。