「絹ちゃん!!片瀬くんに狙われないようにね!?!?」
と私がそう言う。
それを聞いた絹ちゃんは目を見開き、片瀬くんはブハッと吹き出した。
だって、そうだよね?!私はってことは、絹ちゃんには手出すかもよ!?
「一華ちゃんの絹ちゃん愛はすごいね〜〜」
片瀬くんは、面白そうに笑っている。
絹ちゃんはそういうところ鈍いから何言ってるのか分かってないのだろう。
絹ちゃんが取られちゃう〜〜!!!
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そこから、私と彼方くん、絹ちゃんと片瀬くんに別れ、家に帰った。
片瀬くんは絹ちゃんを送ってから帰るそう。
片瀬くん……危険!!!
「ただいま〜〜」
「…ただいま……です」
慣れないのか、ぎこちなく言う彼方くんが可愛くて笑ってしまう。
そのまま部屋に向かおうとすると、なぜか部屋までついてくる彼方くん。

