危険な溺甘同居、始めます!








その優しい笑顔に思わずドキッとしてしまう。
こんなに、かっこよかった……??
いや、元々かっこよかったけど、私と話せるようになってから彼方くん笑うようになったよね……。
イケメンの笑顔ってこんなにもかっこいいんだ……と見惚れてしまう。


「一華ちゃん、彼方はもちろん絹ちゃんにも愛されてるね」


いつの間にか隣に立っていた片瀬くんが私にそう言った。


「…え?絹ちゃんが……!?!?」


ほんと!?絹ちゃん、私のことそんなに好きだったの!?!?
絹ちゃんは私に対してツンデレって感じだったから……愛してたのは私だけじゃなかったんだ!!!

頬が緩む。絹ちゃんはそんな私を、うわぁ……って目で見ていた。


すると、急に腕をグイッと引かれた。

バッと振り向くと