「絹ちゃんが死にたいって思ってたとしても、私は絹ちゃんがいなくなるなんて嫌!絹ちゃんがいなくなったらどれだけの人が悲しむと思う?苦しむと思う?私だって、絹ちゃんのお父さんやお母さんだって、おばあちゃんだっておじいちゃんだって!!!たくさんの人が悲しむんだよ!!絹ちゃんがいないだけで幸せになれない人だっているんだ!!
私なんて、なんて言わないで……。私は…私は!!どんな絹ちゃんだって大好きだよ!!!」
そう叫ぶと、絹ちゃんはポロリと涙を零した。いっぱい泣いた、2人で。
それから絹ちゃんは、私だけに心を許すようになって私の前では笑うようになった。
私は、絹ちゃんを守る。絹ちゃんから笑顔を奪おうとする人から絶対守る。そう思って絹ちゃんと同じ高校を目指して入った。
「絹ちゃん、そんなことが……」
片瀬くんは下唇を噛み手に爪をくい込ませるほど強く握った。
絹ちゃんは
「別に、今は吹っ切れてるし。」
と素っ気なく言う。
淡々と話し終えた絹ちゃんはどこか遠くを見ていて。
片瀬くんはそんな絹ちゃんの頭を撫でた。

