女の子に囲まれていてあまり見えないが、そのピンクの雰囲気の中心にすこし黒いオーラが見える。 ……なに、ほんとに。 そう呑気に廊下を見ていると、その中心人物の2人が私たちの教室に入ってきた。 「うわぁ……」 その2人を見て思わず声をもらしてしまう。 それは絹ちゃんも同じのようで、2人をみて目を見開いていた。 2人のうち、1人はずっとニコニコ笑っていてチャラそう。金髪の髪ということもあり余計に。 金髪の人の笑顔に女の子が倒れだしそうだ。