…え、今……私だけがいいって思った……?
いや、ないないない!!それはない!!
でも、なんで??この胸の痛みは初めてだなぁ……。
彼方くんを待たせないよう、鞄を急いで取ると、
「一華ちゃん!!また明日ね!!」
と瑞希くんが声をかけてくれた。
「あ、うん!!また明日」
そう笑い返し、彼方くんのもとへ急ぐ。
「誰?今の」
「……?え?」
少し不機嫌そうな彼方くんが瑞希くんを睨んだ。
「?お友達だよ??」
なんで不機嫌なのかわからない私は首を傾げながらそう言う。
「…ふーん」
納得いかないような顔をする彼方くんにますます首が傾いていく。

