すると、彼方くんは私の手を握りなおして、彼方くんは自分の顔に近づけた。
こ、恋人繋ぎ……っ!?
私の目を見つめ、意地悪そうにニヤッと笑ったかと思うと
「いいじゃん、見せつけとけば。一華は俺のですって」
「……っ、へっ」
「それに、これで男寄ってこないしな」
その言葉は私の顔をゆでダコにするには充分だった。
かぁぁぁっと身体中が熱くなる。
彼方くんはそんな私を見てまたニヤリと笑った。
「ふっ、かーわいい」
「……っ、か、かわっ」
そのまま私の手を引っ張りさっきよりも早足で玄関に向かう。
……か、彼方くん、あの顔なに……っ!?

