女の子はみんな、彼方くんを見て頬を赤くすると同時に私を見て睨んでくる。
そりゃそうだよね、こんなイケメンの隣に私みたいな平凡な女がいたら。
「か、彼方くん……」
「ん?なに?」
「手、離しませんか……」
周りの視線に耐えきれず、彼方くんにそう言った。
「…なんで」
「視線が痛くて……彼方くんの隣を私が歩いてるってだけでも怖いのに、手まで繋いでたら女の子お怒りだよ……」
「…はぁ?」
何言ってんの?って感じの目で見るのやめてくれません……!?もしかしてこの人気づいてないんですか!!モテてることに!

