危険な溺甘同居、始めます！

そう思うと心配になってきた。

ほ、本当に大丈夫……なのかな。



「べ、別に確認しに行くだけだし……！！」


覚悟を決めて、階段を上がり、私の隣の部屋の彼方くんの部屋にたどり着く。


コンコン……。


そうドアを叩いても返事がなかった。


「し、失礼しまーす」


ゆっくりドアを開けると、私の部屋とは正反対の見慣れない黒で統一された部屋が広がっていた。

綺麗な部屋……。

周りを見渡すと、部屋の奥にベッドがあった。
そこにはモッコリと山ができていたので、彼方くんはそこにいるだろう。