「え?」 と反射的に振り返ると、ものすごく身を覚えがある姿が。 「片瀬くん……?」 「…あ!一華ちゃん、だよね?」 金髪の髪をさらさらとなびかせた片瀬くんが私の後ろに立っていた。 その手には私のハンカチが握られている。 「それ……!私のハンカチ!」 「ほんと?はい、どーぞ」 ときゅるるんとした可愛らしい笑顔を浮かべた片瀬くんは私にハンカチを差し出した。 「ありがとう!!」 「いーえ。教室同じだから一緒に行こうよ」 と言われ、断る理由もなかったので2人で廊下を歩く。