危険な溺甘同居、始めます!







「まあ、頑張りなよ。なんか、一華と海堂くん仲良くなれそうだけどね」

「なれたら苦労しないよ……」



結局、絹ちゃんの言っていた意味がわからないままお昼休み終了のチャイムがなった。

お弁当箱を持ち、教室に向かいながら歩いていると、私のポケットにハンカチが入ってないことに気がついた。


「ごめん絹ちゃん!忘れ物したから先に行ってて!」


そう言って歩いたところを辿る。


落としたのかな……と下を向いて歩いていると、



「……探してるの、これ?」


と後ろから低い男の人の声が聞こえた。