危険な溺甘同居、始めます!









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や、やばいやばいやばい……!!



「遅刻する……っ!!」



そう軽く悲鳴を上げた声が家中に響くが今家にいるのはお母さんだけ。

結局あれから疲れてぐっすり寝てしまい、アラームをかけ忘れたため今は8時15分。
起きたのは5分前でお母さんに叩き起された。


「はぁ……一華。お母さんもう行ってくるから戸締りよろしくね」


そう呆れたような深いため息をつきお母さんは先に家を出てしまった。

学校の登校時間は8時30分。
私は今とてもピンチなのです。



「朝ごはんは無理……っ!」