「は……っ、んぅ」


深くて、長くて、それが気持ちよくて。
そろそろやめてほしいのに、でもまだ離れたくなくて自分の感情がわからない。


「か、彼方く…ん……っ」


クラクラして、力が抜けそうで、やばいってなった時に彼方くんは唇を離した。
ぼーっとしながら彼方くんを見つめる。


「はぁ、その顔無理、止まんなくなる」

「へ……」

「こういうのまだ早かった?ごめん、我慢出来なくて」


彼方くんの言葉にぶんぶんと首を横に振る。
ぎゅっと彼方くんに抱きついてゆっくり呼吸を整える。


「彼方くんだから、いい、よ」

「…っ、やばいって」


上から降ってきた言葉に顔を上げれば余裕のなさそうな彼方くんの表情が良く見える。


「はぁ。ほんと可愛いね。好きだよ一華」


囁かれた言葉が心地よくて、嬉しい。


私も、彼方くんが大好き。