なぜか真剣に言うから恥ずかしくなる。
「可愛い。真っ赤な顔も可愛い」
「ちょ、」
「あー可愛い。ほんと可愛すぎてむり」
「っ、なにいって…っ」
何言ってるのこの人……っ！！私の心臓持たないよ！！
彼方くんの目をちらりと見て、
「か、彼方くんも……っ」
「ん？」
「か、かっこよすぎて…眩しい、です」
言った後にぶわっと顔が熱くなる。
うぅ、と顔で手を覆おうとするとその手を拒まれて、
「それは反則。一華が悪い」
「ちょっ…、んんっ」
一瞬彼方くんの真っ赤な顔が見えて。
今日二度目の彼方くんからのキスは一回目よりも深い。
「ふ、あ……っ」
何度も何度も角度を変えて重なる唇に頑張って応える。
な、なんか……っふわふわする。
