知らない男の人の声が聞こえてバッと振り返る。
そこにはチャラチャラした20歳ぐらいの男の人がいた。
「あの……?」
「1人なら少し遊ばない?」
ニコニコ私の方を見てそう言う男の人にゾゾゾッと鳥肌が立つ。
これ、もしかして、やばいやつじゃない……っ?
漫画やドラマでしか見たことない。初めての展開すぎてどうすればいいのかわからなくなる。
「あ、あの、離して、ください……っ」
「お、その反応可愛いね。少しでいいからさ、行こうよ」
「いえ…っ、私、急いでるので」
怖くて声が震える。足も震えて、上手く動かない。
どうしよう……っ、怖い。
男の人は私の腕をグイッと強引に引っ張る。
「いいじゃんいいじゃん、行こ行こ」

