お父さんはいないけど、お母さんはいる。
なんでだろう……。
誰か来てるのかな、と思い靴を脱ぐ。
リビングに近づくと中から話し声が。
……邪魔しないほうがいいよね。
そう思った私は、最初に自分の部屋に寄ることにした。
鞄を置き、ベッドに座る。
帰ってきたよって言った方がいいかな?多分気づいてないよね。
「お母さん何してるんだろう……」
そう呟きながら階段を降りて、リビングに向かった。
まだ話し声はするので、お客さんがいるのだろう。
……挨拶しなきゃいけないのかな?なんて言えばいいんだろう……。
どうしようと悩んでいてここにいるわけにもいかないので、勇気を出してドアを開けた。
「お、お母さんただいま…………っ、は?」

