あれから2つぐらいの乗り物に乗って、さっきまでのデートへの意識は薄れて、はしゃいでいる。
次はどうする?と彼方くんに聞くと、「こっち来て」と私の腕を引いた。
しばらく歩くと人の少ないベンチまで連れてこられる。
「座って」
「え?」
休憩しよ、とそう言い彼方くんはベンチに座るなら、その隣に私も座った。
「一華疲れたでしょ、今日サンダルだし」
「え?……あ」
言われてみれば、少し、足が痛いかも。
楽しすぎて気づかなかったや。
「…ありがとう」
私でも気づかないのに、彼方くんは私のことになんでも気づいてくれる。
優しいなぁ、と胸がキュッとなった。
足を見るとかかとが赤くなっている。
これ、靴擦れする前なんじゃ……。
「見して」
彼方くんは私の隣から席を立つと私の前に来てしゃがみこむ。
私の靴を脱がして、赤くなっているところを見るから、なんかお姫様みたい……と変に意識してしまい恥ずかしくて俯いた。

