まだ顔の熱が引けてないみたい。さっきまで暗かったから、余計真っ赤になってるであろう顔が晒される。
「ほんとだ。顔、赤いよ」
「…っ」
彼方くんは私の方に目線を合わせるようにしゃがんで、意地悪そうにフワッと微笑む。
それに余計恥ずかしくなって、顔から湯気が出そうだ。
「あーはいはい。海堂のせいなのね。ほら、熱冷まして」
「うぅ、絹ちゃん……」
「てか、一華怖いの無理だよね?平気だった?」
顔赤い原因が彼方くんってバレたけどあまり深堀せず、絹ちゃんは私の心配をしてくれる。
「そ、それが、お化け屋敷って知らなくて…」
「なにそれ、一華ちゃん可愛いー!」
そう言いながら横でゲラゲラ笑い始める片瀬くん。
……絶対思ってないでしょ!!
ふんっと無視する。
「あれ、でも絹ちゃんもホラーとかいつもは避けてるよね……?」
「……あー」
そういえば、絹ちゃん苦手じゃない??
そう言うと、絹ちゃんは、「ちょっと行ってみたかった」って言うから、そうなんだ!と思ったけど

