危険な溺甘同居、始めます!








机の上でズーンと1人落ち込んでいると、いつの間にか自己紹介が始まっていたみたい。
次の人に目を向けると、



「……海堂彼方」



と言ってすぐに席に座ったイケメンさんが。
女の子はキャーキャー騒ぎだし、先生はあたふたしている。



「……えっと、それだけ…かな?」


と、先生が遠慮気味に話しかけると、海堂くんは先生をギロりと睨んだ。
……嘘でしょ、相手先生だよ?

絶対関わらない、と心に誓う。



その後の自己紹介も順調に進む。


「南一華です…えっと……よろしくお願いします」


何を話せばいいのかわからなくて簡単に自己紹介を終わらせた。



―――――――――――――

―――――――――




「……めっちゃ緊張した…………」