危険な溺甘同居、始めます!





「やっぱり私も着いてけばよかった!!」

「絹ちゃん巻き込みたくないよ」

「でも!!……まあ、今回は海堂に感謝ね」


絹ちゃんは彼方くんの方をちらっと見て、はぁとため息をついた。
でも、これで先輩たちが来ないとは限らないよね……。
気、抜けないなぁ。


────────────────
────────


放課後になり、今日は彼方くんと一緒に帰る。絹ちゃんは用事があって先に帰ってしまった。


「帰ろ、一華」

「うん!」


彼方くんと一緒に廊下を並んで歩く。
……やっぱり安心するなぁ。
そう、思っていると。


「……っ!」


私たちのすぐ近くで私を睨みつけるあの視線。
先輩だ……っ。