危険な溺甘同居、始めます!





そう目の前の人物の名前を呼ぶと同時に、ふわっと温かく優しい何かに包み込まれた。


「一華…っ、よかった…っ」


苦しそうな、安心したような声が耳元で聞こえる。
彼方くん…っ。
彼方くんの腕の中はとても落ち着いて、安心したからか、ポロッと涙が私の頬を伝った。


「彼方、くん…っ!!」


……?あれ、なんだろう。
だんだん目の前が暗くなっていく。そう思いながら私は安心して目を閉じ眠りに落ちていた。



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手が、暖かい……。
そう思い、ゆっくりと目を開けると……


「……彼方くん?」


彼方くんは心配そうに私の手を握り見つめていた。


「一華……っ!!一華、大丈夫?!」

「…わっ!」


急に彼方くんが私を抱きしめた。
な、なに、この状況……っ!!