「…気をつけなよ、何かあったらちゃんと言いな」
「うんありがとう!また明日!!」
そう言い絹ちゃんと別れ、教室から出た。彼方くんには遅くなるねとだけ言ってあるから大丈夫。
……ふぅ。
大丈夫。私なら大丈夫。
そう言い聞かせてもやっぱり怖いものは怖くて。何を言われるのか、何をされるのかわからないから余計嫌な想像をしてしまう。
空き教室…ここだよね。
いつの間にか空き教室に着いていて、ドキドキと鳴っている心臓を落ち着かせるように大きく深呼吸する。
……よし、入ろう。
ガラッ
「…あれ?」
誰もいない……まだ来てないのかな。
少しほっとした。誰もいないからか電気のついてない薄暗い教室。
入ったまま立っていると
「…来てくれたんだぁ一華ちゃん」
「…っ!!」
後ろから、昨日嫌というほど聞いた声が聞こえる。
バッと振り向くと、愛良先輩とほか何人かの女子がいた。

