危険な溺甘同居、始めます!








「……か……一華!!」


夜ご飯を食べながらぼーっとしていたのか、お母さんの声でビクッとした。
チラッと前を見ると、お母さんも日佳も彼方くんもキョトンとした目で私を見ている。


「ご、ごめん、ぼーっとしてた……」

「何かあったの??」

「ううん!?なにもないよ……っ!!」


彼方くんに何かあったのかと聞かれドキッとした。


『彼方くんはあんたのことなんてなんとも思ってないから!!!』


ズキッ……

先輩に言われたことを思い出し胸が痛む。
なんで……なんでこんなにも苦しいの……。
わかってたよ、わかってたじゃん。同居相手が私じゃなかったら彼方くんはきっとその子に優しくしてた。
なのに……ちょっぴり期待してたなんて、ばかだな、私……っ。