わーわー言い合う2人。
菫のこと警戒してたけど、なんだかんだ仲良しじゃん。
「あのー……俺の存在忘れないで……」
微笑ましい顔で眺めていると、後ろからか細い声が聞こえ、振り向く。
そこには、3人分の荷物を持った隼が息切れしながら立っていた。
……しまった。荷物持たせたままだった。
◇
「今日はありがとう! じゃあね~!」
菫を駅まで送り届け、3人で帰路へ就く。
「今日は災難だったな。まさか透瑠まで男子に絡まれたなんて」
「大丈夫だった? ケガはなかった?」
「はい……むしろ、あんなデカい声で呼ばれて恥ずかしかったです」
透瑠くんは険しい顔で溜め息をついた。
「モルくん!」と連呼されていたらしい。
緊急事態だったから仕方なかったとはいえ、お店の中でこのあだ名で何度も呼ばれるのは恥ずかしいよね。
「でも、助けようとしたんでしょ?」
「清花さんの友達ですし、無視できないじゃないですか」
ブツブツと文句を垂れる透瑠くん。
ケンカするほど仲がいいってやつだな。
菫のこと警戒してたけど、なんだかんだ仲良しじゃん。
「あのー……俺の存在忘れないで……」
微笑ましい顔で眺めていると、後ろからか細い声が聞こえ、振り向く。
そこには、3人分の荷物を持った隼が息切れしながら立っていた。
……しまった。荷物持たせたままだった。
◇
「今日はありがとう! じゃあね~!」
菫を駅まで送り届け、3人で帰路へ就く。
「今日は災難だったな。まさか透瑠まで男子に絡まれたなんて」
「大丈夫だった? ケガはなかった?」
「はい……むしろ、あんなデカい声で呼ばれて恥ずかしかったです」
透瑠くんは険しい顔で溜め息をついた。
「モルくん!」と連呼されていたらしい。
緊急事態だったから仕方なかったとはいえ、お店の中でこのあだ名で何度も呼ばれるのは恥ずかしいよね。
「でも、助けようとしたんでしょ?」
「清花さんの友達ですし、無視できないじゃないですか」
ブツブツと文句を垂れる透瑠くん。
ケンカするほど仲がいいってやつだな。



